「人見知りだから人間関係作りが苦手」という人もいるでしょう。
しかし、「人見知りというのは存在しないのではないか?」という説もあるのです。
というのも、「初対面の人が苦手」というのは、人間にとって正しい反応。
誰彼構わず疑ってかかるという意識はなくとも、「この人は、自分にとって脅威にならないだろうか…」という安心材料を探すのは、生きていく上で必要不可欠となりますからね。
だからこそ、「人見知り」と思っている人も思っていない人も、少なからず初対面の人に対して警戒しているもの。
「いやいやいや、私は根っからの人見知りで、初対面の人の前に立っただけで固まってしまうのです…」と主張される方もいるでしょう。
そのようなフリーズ現象がなぜ起きるのかというと、「何を話したら良いのか分からないから。」というのが、最大の理由なのです。
「はい、あなたたちは、まず好きな食べ物から話をしてください。最初にそこのあなた!さっさと話をして!」と謎の仕切り屋が現れて話すことを促されたとしたら、きっと不振に思いながらも、多少は話始めることができるのではないでしょうか。
このように、「人見知りだから…」と思っている人の大半は、「初対面の人と何を話したらよいのか分からない。」というのが本音の可能性あり。
ただ、この「何を話したらよいのか分からない」という現象は、練習で何とかなります。
場数を踏むことによって得られる「慣れ」が、克服のカギ。
本記事では困った時に役立つ「友達作りに役立つ神トークテーマを7つ紹介」します。
あとは、テンプレに従うのみ。
①相手に考えておいた質問をぶつける。
②突っ込みどころを逃さずに、より詳しく聞く。
③チャンスがあれば自分の話をする。
という繰り返しで、数分もすれば打ち解けられるでしょう。
ぜひとも、自分なりのテンプレを頭の中にストックしておいてくださいね。
仲良くなるってどういうこと?
前提として、「相手と仲良くなるきっかけ」について触れておきます。
これは、実験によって明確になっていて、
「自分との共通点があることが分かると、急速に親近感が湧く」
ということが分かっているのです。
しかも、本当にささいなことでもオッケー。
・イニシャルが同じ
・生まれた月が同じ
・好きな番号が同じ
というような、ちっぽけな共通点であっても、「えっ、同じですー!」というリアクションをした瞬間に勝ち決定。
「自分と同じ」という共通点で気を悪くする人っていませんからね。
だからこそ、「この人と仲良くなりたい!」と思ったのであれば、その人との「共通点」を必死に探し、「同じですー!」というリアクションに持ち込む必要があるのです。
ちなみに、「単純接触効果」というのは聞いたことがあるでしょうか?
ざっくり説明すると、「人間は、よく目に触れる物を好みやすい」という特性のこと。
だからこそ、「この人の仲良くなりたい!」と思うのであれば、できるだけ頻繁に会ったり、連絡を取ったりした方が吉。
さらにさらに、チャンスがあれば「協働作業」をしましょう。
やはり、同じ目標に向かって共に頑張っているという経験は、仲間意識を高めますからね。
さらにさらにさらに、チャンスがあれば「頼み事」をどんどんしましょう。
人間は、「頼られる」ことによって、相手のことを必要以上に意識してしまうということが分かっています。
「こんなこと頼んだら相手に迷惑かな…」と考えるのは思い過ごし。
仲良くなりたいのであれば、自分から「困っています」というサインを出した方が、相手は親近感をもってくれるのです。
神トークテーマ7選
ここまで、「相手と仲良くなるということは『共通点』を見つけること」という内容を書いてきました。
もちろん、どんな些細なものでも構わないのですが、どうやら、より親密度を増すことができる「神共通点」というものが存在するのです。
ということは、その「神共通点」を引き出せるようなトークテーマをストックしておけば良いということ。
初対面同士の会話は、「話始め」が最も難しいので、お互いに警戒して無言状態が続くのであれば、あなたがストックしておいた「テンプレ質問」から始めればよし。
そのテンプレ質問にこれから紹介する「7つの神テーマ」を取り入れておけば、きっと「神共通点」が見つかるはず。
では、気になる神テーマですが、「#宗教の起源」に掲載されていた情報によると、
①言語
②出身地
③学歴
④趣味と興味
⑤世界観(宗教、道徳、政治の立場)
⑥音楽の好み
⑦ユーモアのセンス
この7つの共通点が多ければ多いほどその相手と親密度は増していくというのです。
先ほど、人間は「相手が自分にとって脅威とならないかを見分けるフェーズが必要」と書きましたが、この7つの共通点が多ければ多いほど「自分と同じ」という安心感を獲得できるでしょう。
より多くの共通点を見つけることで、「この人は、一緒にいて安心できる人だ」という認識になり、「関係性を深めていくに値する人」という判断に行きつくのです。
ということは、
・「出身地はどこですか?」
・「最近ハマっていることあります?」
・「好きなミュージシャンいますか?」
・「暇なとき何してます?
・「昨日のM1見ました?」
みたいなテンプレ質問は、ストックしておきたい。
さらに、「#宗教の起源」の著者である、ロビン・ダンバーさんは、この7つのうち、”特に重要な共通点”を調べる実験を行いました。
その結果、特に大切な共通点は、
・宗教観
・道徳観
・政治に対する立場
・音楽の好み
だったというのです。
最初の3つは、「なるほど!」と思うのですが、それと同じくらい重要なものに「音楽の好み」が入っていることが意外ではないですか?
ダンバーさん曰く、
「音楽というのは、大昔から集団を結束させるために必要不可欠であり、人間関係に与える影響が大きいためではないか。」
と解説してくれています。
たしかに、音楽に身を任せて歌い踊り狂っていると、感情が動かされると共に、その会場にいる人みんなが一つになっているという気持ちになりますからね。
「音楽の趣味が合うカップルは、長続きする」とか「音楽の趣味で人間性が分かる」なんて研究もあるのです。
それだけ、音楽というのは、僕たち人間のアイデンティティにとって欠かせないものなのでしょう。
といことは、「相手との関係性を深めたい!」と思うのであれば、「好きな音楽は何ですか?」という質問は絶対に準備しておきたいもの。
もちろん、自分の好きな音楽のジャンルやアーティスト、曲名などもはっきりさせておいた方が「分かるー!」「同じですー!」に移行しやすいですからお忘れなく。
ぜひとも、素晴らしい出会いに恵まれたのであれば、そのチャンスをしっかりとゲットしてくださいね。
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