・自分の得意なことで活躍したい!
・好きなことを仕事にしたい!
・人生を充実させたい!
という願いを叶えるたった1つの方法は、「環境を選ぶ」ということに尽きます。
本記事では、
・環境を選ぶことの大切さ
・環境を選ぶ決め手となる「自分らしさ」の見つけ方
これらについて解説します。
\環境の整え方について具体的に知りたい方はこちら/
▼「学校」以外の環境をもつべき理由
「仕事は辛くて当たり前」
という価値観は、もう一昔前のものとなりつつあります。
「好きなことで生きていく」
という新しい価値観のもと、YouTuberやプロゲーマーといった新しい仕事が次々と生まれ、現代に生きる子どもたちには「憧れの職業」として認知を得ました。
その反面、今までとは違った新しい悩みも生まれました。それが、「好きなことが分からない」というもの。
合わせて問題視されているのは、日本の子どもたちの自尊感情の低さでしょう。
小学校で「自分の夢」や「自分のよさ」について表現を求めると、
「自分にいいところなんてない。」
「できることもあるけど、それほどでもない。」
という声が聞かれます。
自分自身を否定的に捉える理由は、学校のシステムやSNSの民主化など、様々な理由があるでしょう。
だからこそ、そのような「自己卑下感」を脱して自分らしさに気づき、自分にあった環境を選択するということが必要不可欠なのです。
ただ、現状のシステムでは「学力」が学校で活躍する最大の軸となっています。
その結果、「勉強ができない」という捉えをした子どもたちの自己肯定感は下がるばかり。
それ以外の軸で活躍できる可能性が提供されない限り、学校生活で自己肯定感を獲得することは難しいでしょう。
しかし、学校から外に出てみれば、学力以外が優遇される環境はたくさんあります。
だからこそ、子どもの能力が存分に発揮できる環境に所属させてあげることは、「学校」という狭い社会に囚われることなく子どもの可能性を伸ばすために必要不可欠なのです。
▼「能力」が「環境」によって引き出される理由
「能力が環境によって引き出される」という事例として、「異なる家族に育てられた一卵性双生児」の人生を見ていきましょう。
「#知能と人間の進歩」には、アメリカのインディアナ州で育てられた一卵性双生児の例が紹介されています。
彼らは誕生後すぐに別々の家族のもと(インディアナ州の別の地区)で育てられました。
二人とも平均より10センチほど背が高く、平均よりも少しだけ俊敏に動くことができるという特徴をもっていました。
当時、インディアナ州ではバスケットが非常に盛んであり、背の高さと俊敏さを持ち合わせていた彼らも、バスケットに惹かれていきます。
この時点で、「遺伝的な特徴」と「バスケットが盛んという環境要因」がマッチしていくのが分かりますね。
自分の特徴と環境をマッチングさせた彼らは、小学校でバスケットチームを作ってますます技術を高めます。
自分の強みを発見した彼らは、もちろん高校でもバスケットのチームに所属し、より専門的なコーチから指導を受けられるような状況に身を置くことになりました。
・・・というように、別々の場所で育てられたとしても、遺伝子と環境が結びつくことによってスキルの向上が見られ、同じような人生の切り開き方をすることが分かったのです。
この事例からも分かるように、自分の能力を存分に発揮するには、「その能力が求められる環境に身を置くこと」が最も大切なのです。
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📘一般家庭からピアニストになったこんな能力の引き出し方もあります
▼「場所」という「環境」を選択する大切さ
あなたが理想とする休日はどちらでしょうか?
A 友達と誘い合ってパーティー
B 一人静かに図書館で読書
極端な「場所」を例として取り上げましたが、きっと好みが分かれるのではないでしょうか。
この場所の好みは、あなたの能力を引き出す環境選択において大切です。
当然のことながら自分が心穏やかになることができる場所を選択することであなたの能力が発揮されるでしょう。
ということは、新しい環境を選択できるチャンスを獲得したのであれば、その新しい居場所が「どのような価値観で運営されているのか」をしっかりとチェックすることは欠かせません。
チェックポイントとしては、その環境で過ごしている「人」を見ることが大切。
そこで活動している人は、未来のあなたです。
人間は環境適応能力に優れているので、あっという間にその環境に染まっていくもの。
だからこそ、そこで活動している人と自分を重ね合わせ、自分の気持ちが表現できそうであれば、きっとあなたの能力は開花されるでしょう。
📘住む場所から受ける影響について知りたい方はこちら
▼「自分らしさ」を見つけるための「価値観リスト」のすすめ
ここまで、「自分に合わせた環境を選ぶことの大切さ」を書いてきましたが、
「そもそも、環境を選ぶ前に『自分らしさ』が分からない!」
なんて悩みもあるのではないでしょうか。
そんな悩みの対処法として「My価値観リスト」をつくることをおすすめします。
・自分が好きなこと、もの
・自分の考え方
・絶対にいやなこと
などなど、「自分」を主語にして書き出しましょう。
そして、その「価値観」をリストとして持っておけば、選択を迫られたときに「自分は〇〇だから…」と自分に合った環境を選ぶことができる精度を上げることができます。
「そんな簡単なことで?」と思われるかもしれませんが、「自分らしさ」や「得意なこと」を聞いたとしても堂々と主張できる子どもはそれほど多くありません。
これは、家庭や学校という環境で、「自分らしさ」を問われる機会の少なさが起因しています。
しかし、「自分らしさ」は人生の選択場面において一番知っておかないといけないもの。
「何となく…」で選択した環境では、「何となく過ぎていく日々」を送ってしまうでしょう。
さらに、付け加えておくなら「自分らしさというのはアップデートされていく!」ことも忘れてはいけません。
人間は常に変化する生きものであり、その変化には「環境」や「人との出会い」が密接に関わってきます。
だからこそ、「自分は〇〇だ!」と頑なに決めつけるのではなく、定期的に価値観リストを見直すことをおすすめします。
そして、価値観リストが少しでも変化しているなら、「成長しているな!」と自分自身を認めてあげましょう。
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